サイトへ来てもらうのに、どのような導線を描いていますか?
広告? SNS? メルマガ?
理想はお金もかけず、こちらから宣伝するまでもなく、ユーザーからアプローチしてくれるのが最も理想的です。
それに最も近いのはGoogleやYahooで検索して、検索結果に基づいて来てくれることです。
今回は自然検索の流入を増やすために、ロングテールSEOについてご紹介します。
目次
ロングテールSEOとは?
そもそもロングテールとは、需要の小さな商品を数多く揃えることで売上の大きな部分を賄う戦略のことを指します。
グラフにすると、まるで長い尾のような形となることからロングテールと言われています。

ロングテールSEOとは、SEO対策においても同様に需要の小さいキーワードを数多く獲得することで、サイト評価を上げる戦略になります。
先の商品販売のロングテール戦略と違う点として、ロングテールSEOはサイト評価の向上により需要の大きなキーワードの順位が上がっていき、流入数が一気に増えていく点です。
検索キーワードについて考える
もう少し特徴を掘り下げてみましょう。
検索ボリュームを考える
Googleなどで検索するにあたって、SEO上では「ビッグワード」「ミドルワード」「スモールワード」という観点でキーワードは分類されています。
これらは検索ボリューム、つまり「検索される回数の多さ」で分類されており、ビッグワードが最も検索される回数が多い部類にあるワードになります。
このビッグワードの特徴は、検索ボリュームが多い代わりに競合となるサイトも多く、検索サイトで検索をした時に上位表示されることが難しい点があります。
単語の数で考える
検索をする時に、例えば「沖縄 旅行」など複数のキーワードを用いて検索をすることがあると思います。
この複数のキーワードを「複合キーワード」という言い方をします。単語1つの場合は「単一キーワード」と言って、複合キーワードと明確に分類されます。
どのような観点で分類されているかというと、単一キーワードは例えば「沖縄」など単語1つなので数に限りがありますが、複合キーワードの場合は「沖縄 旅行」「沖縄 海」「沖縄 気温」など無限の組み合わせがあるので、組み合わせと検索意図を深く考える必要が出てくる点です。
つまり、SEO上のTODOとして行うべき点が、複合キーワードの場合だと大幅に増えることが分類の肝となっているのです。
複合キーワードは、検索意図を汲む必要があります。そして組み合わせる単語が2つ、3つ、4つと増えるに従い、検索目的はより明確になっていく特徴があります。
つまり、複合キーワードの方が初めから目的がはっきりしているので、コンバージョンに至りやすいのです。
ただし、単一キーワードよりも複合キーワードの方が検索ボリュームは小さいので、サイトへ訪問してくる数も必然的に少なくなります。
この「複合キーワード」を上手く掴むのが、SEO対策の最大のコツと言えるでしょう。

ロングテールSEOの対応手順
ロングテールSEO自体は概念なので、具体的に決められた手順などはあまり言及されませんが、例として以下のような手順が挙げられます。
①サイトに関連性の深そうなキーワードをいくつかピックアップする。
②Googleキーワードプランナーで関連語を含めたキーワードとボリューム感を調べる。


③マインドマップに落とし込む。同じ用語(キーワードの前後逆やひらがなカタカナなど)はひとまとめとして、ボリュームは足し算しておく。
ツールを利用する場合は「マインドマイスター」が使いやすくてオススメです。

④複合キーワードの階層が深く、かつボリュームがあるワードを主題としたページから作成していく。
以上のような流れで作成するのが、教科書的で丁寧なやり方になるでしょう。
まとめ
ロングテールSEOの基本的な意味や概念について説明しました。
また、ロングテールSEOと関連性の深い検索ボリュームでの区分「ビッグワード」、「スモールワード」と「複合キーワード」の言葉と考え方について述べました。
そして、ロングテールSEOを実践するためにキーワードの調べ方と整理の仕方を記載しています。
ぜひこれらを活用して、検索サイトで集客できるサイト作りを心掛けてください。